2020
03.13

薪ストーブで後悔しないために!購入前に知っておくべきメリット・デメリットと注意点

家のいろいろ豆知識

ぱちぱちと薪がはぜる音や炎の揺らぎを見つめてリラックスした時間を味わいたい、そんな願いを叶えてくれるのが薪ストーブです。実際に使ってみたいと思う人も多いようですが、雪国の地域でないと、周りに使っている家も少なくイメージがわかないものです。

以前は自宅で薪ストーブを使うのはハードルが高いものでしたが、最近は設置する家も増えてきています。しかし、薪ストーブは安いものではないので、憧れだけで買ってしまい、ただ後悔するになるのは避けたいもの

そこで、あまり知られていない薪ストーブのメリットやデメリットについて詳しくご紹介します
薪ストーブっていいな、と思っている方はぜひ読んでみてくださいね。

薪ストーブのメリット

薪ストーブにはエアコンやヒーターとは異なり、部屋を暖めるというほかにもメリットがあります。まずは薪ストーブの魅力からご紹介します。

家全体が暖かくなる

薪ストーブの火力はとても強いものです。遠赤外線効果もあるので1~2メートル程離れた位置でもしっかりと暖かさを感じることができます。また、ストーブがある部屋だけでなく、家全体も暖かくなります。冬に問題となるヒートショックの心配も少なくて済むでしょう。

インテリアを格上げしてくれる

薪ストーブはある程度の大きさがあり存在感があります。薪ストーブが部屋にあるだけで、インテリアが味わい深くなるでしょう。また、家の中で炎を眺めるという非日常感を演出してくれます。さまざまなデザインがありますので、和風、洋風問わずさまざまなテイストのインテリアともマッチします。

ちょっとした料理ができるものもある

やかんや鍋を置けるタイプなら薪ストーブでコンロ代わりに料理ができます。特に、じっくりと煮込んでも光熱費がかからないので煮物などに最適です。また、ピザやお菓子を焼くのもいいでしょう。リビングにおいしいそうな香りが立ち込めるのは幸せな時間です。

加湿が同時にできる

薪ストーブは空気を乾燥させてしまいますが、ストーブの上に水を張ったやかんや鍋を置いておくことで加湿も同時にできます。加湿器などを必要とせず、部屋を快適な状態に保てます。

また、室内に洗濯物を干しておくのもよいでしょう。薪ストーブをつけておけば短時間で乾かすことができます。冬は厚手の服が増える半面、洗濯ものが乾きにくくなる季節ですので、主婦にとってはうれしいメリットですね。

暖房費が低い

薪ストーブの燃料は薪です。電気やガス、石油などを必要としないので、自分で薪を調達することができるのなら、暖房費はほぼかかりません。電気代や石油の価格変動に悩ませることもなくなるでしょう。また、薪ストーブで料理をすればその分の光熱費もカットすることができます。

災害時にも役立つ

停電時などにも使えるので、災害の時なども心強いでしょう。薪さえあれば、暖を取ったり、炊事をしたりできます。

薪ストーブのデメリット

薪ストーブにもデメリットがあります。デメリットを理解していないと、大きな後悔へとつながりかねませんので、しっかり確認してください。

導入費用が高額

薪ストーブの導入費用は本体価格だけではありません。煙を外へ出す煙突の購入費や、組み立てて室内で使えるようにする設置費用などが必要です。トータルで100万円以上することもあります。

薪の準備

薪ストーブで一番大変なのが薪の準備です。ホームセンターで購入することもできますが、暖房費が高くついてしまうこともあります。

定期的に無料もしくは安価で薪やそのもととなる原木などを入手できるルートを見つけられるかどうかが、鍵です。

ストーブで使う薪の注意点

運搬

薪ストーブを自宅まで運んでくれるか、自分で運ばなくてはならないかでその手間は大きく変わります。場合によっては運搬用の車が必要なこともあります。

乾燥させる必要がある

薪の原木などを手に入れたとしてもすぐには使えません。生木を薪にする場合は、水分をしっかり抜くために、1年程度乾燥させる必要があります。

薪割り

薪はストーブにくべられる大きさにするため、薪割りをしなくてはなりません。場合によっては扱いが難しい工具が必要となることもあります。薪割りは意外と重労働なので、定期的に行えるかが大切です。

薪を保管するスペースが必要

冬の間、薪ストーブで過ごすとなるとそれなりの量の薪が必要ですので、それを保管するスペースが必要です。薪はしっかりと乾燥していないとストーブにくべることはできませんので、雨や湿気を避けられる一定の広さのスペースが必要です。

火の調整が難しい

エアコンなどとは違い、スイッチを押すだけで安定した暖かさが得られるわけではありません。火を絶やさないように薪を追加したり、火加減を調節したりなど、暖かさを維持するための手間がかかります。また、火が消えてしまうと暖まるまでに一定の時間がかかります。家全体だと2~3時間程度必要です。そのため、常に家に誰かがいるといった状態でないと調整の方に時間がかかってしまうこともあります。

火傷の危険性がある

薪ストーブは使用中にとても熱くなるので、うっかり触ってしまうと火傷の危険性があります。そのため、小さなこどもやペットがいる場合はストーブに近づかないよう十分に注意が必要です。

空気が乾燥する

同時に加湿できるとはいえ、お肌の弱い人や子どもなどにとっては、薪ストーブの乾燥が肌トラブルなどの原因になることもあります。体質や部屋の条件にもよりますが乾燥が苦手な人は注意が必要です。乾燥が気になる場合は、加湿器を導入するなどの工夫が必要です。

メンテナンスに手間やコストがかかる

薪ストーブ本体のお手入れも大切ですが、煙突のお手入れも欠かせません
煙突のメンテナンスを怠ると火災の原因にもなります。特にシングル煙突の場合、定期的なメンテナンスが必要です。また、メンテナンスを業者に頼む場合はその分の費用が必要です。

家に煙の臭いや灰がつく

薪を燃やすと煙が出ます。そのため、薪ストーブを使っていると家全体に煙の臭いがついてしまいます。また、煙突からはたくさんの煙が出ているので、家が密集しているエリアなどでは、煙やそのにおいが元でご近所トラブルに発展してしまう可能性があります。

また、薪を入れるときやストーブに溜まった灰を掃除するときに室内にどうしても灰が舞ってしまいます。そのため、こまめな掃除が必要です。

薪ストーブを使うときの注意点

薪ストーブを使用する時に注意したいことをまとめました。ちょっとした配慮で快適さに差が出ます。

部屋のサイズに合ったものを選ぶ

小さな部屋で火力の大きな薪ストーブを使うと、暑すぎてサウナ状態になってしまいます。だからといって、火力を弱めてしまうと不完全燃焼を起こして煙を多く出してしまい、においの元となったり、煙突の汚れを増やしたりします。必ず部屋に合ったものを選びましょう。

薪ストーブから電子機器を離す

薪ストーブからでる灰は電子機器の大敵です。中に入ってしまうと、故障の原因になることもありますので、十分に離れて配置するようにしましょう。

薪の状態を確認する

薪ストーブは基本的に空気を汚しませんが、薪の誤った使い方をしてしまうと汚れてしまうことがあります。まず、有害物質を含んでしまった廃材や湿った状態の薪は不完全燃焼を起こすので、使わないようにしましょう。また、木くずや虫を持ち込まないためにも、屋外で薪の表面をしっかり払ってから使用するようにしましょう。

まとめ

薪ストーブを都市部で利用したい場合は、薪の調達や保管、煙の対策など課題が多くあります。

家を建てる時や住んでいる家に購入して設置する前に、そういった問題をクリアできるかどうかとしっかりと検討しましょう。また、薪ストーブを使うには時間と手間がかかりますのでしっかりと薪ストーブと向き合う覚悟が必要です。

現状では難しくても将来購入できるようコツコツと計画を立てるのも楽しいでしょう。魅力がたくさんの薪ストーブなので、寒い冬をゆったり暖かく過ごすのに活躍すること間違いなしです。