2020
02.14

賃貸アパート・マンションでよくある!賃貸住宅の近隣トラブルの例と対処法

家のいろいろ豆知識

さまざまな考え方を持った人たちが住んでいる賃貸物件では、ささいなことでトラブルになることがあります。住んでいる当人同士で解決できればよいのですが、生活に支障がでたり、警察沙汰に発展してしまったりする可能性も。

賃貸アパートや賃貸マンションなど賃貸物件で起こりやすい近隣トラブルの事例とその対処法についてご紹介します。
トラブルを起こさないことはもちろんですが、トラブル予防策の参考にして頂けたらと思います。

こんなことに気を付けよう!賃貸住宅でよくある近隣トラブル

近隣トラブルは住民のマナー違反や感覚のズレが根底にあります。賃貸の住宅でもトラブルが色々あります。代表的なものをご紹介しますので、自分の生活と照らし合わせてトラブルの種を除いておきましょう。

賃貸の騒音トラブル

賃貸物件で最も代表的なトラブルです。本人は普通の音だと思っていても、騒音と感じる人がいるというのが騒音トラブルの難しさです。

一般的に通常の生活音が問題になるのは少ないでしょう。しかし、物件の構造や生活サイクルのズレなどの要因が加わることによって、ドアを閉める音やトイレを流す音、音楽の重低音、赤ちゃんの泣き声や子どもの走る音などの音も、騒音トラブルになり得ます。

ましてや、大音量の音楽や騒がしいパーティーなどは不快に感じる人が多くいます。これらが原因のトラブルも多く報告されていますので、迷惑をかけない程度に楽しみましょう。

ペットに関するトラブル

ペットの鳴き声や臭い、糞やおしっこのマナーなどが主な原因です。ルールを破ってペット不可の物件で飼育しているのはもちろん、ペット可の物件でもトラブルになる場合があります。

ペット可の賃貸物件であっても、ペットを飼育している人ばかりではありません。ルールとマナーをきちんと理解することが大切です。

タバコ

タバコで問題となるのが、そのニオイや煙です。特にベランダでタバコを吸っている場合はトラブルに要注意です。ベランダの洗濯物にニオイが付いた、窓を開けていたからタバコの煙が侵入してきたという事例がありました。また、共用部分での喫煙やポイ捨てなどもあげられます。

ゴミ出しのトラブル

ゴミ出しの時間や分別のルールが守られていなくて、トラブルになる事例は多く発生しています。また、ごみを通じたプライバシー侵害も考えられます。ゴミ出しのルールは地域ごとに異なりますので、しっかり確認しましょう。

共用部分の利用方法でも

廊下や共有玄関などの共有スペースのトラブルもあります。賃貸物件にはそれぞれ共有部分について定めたルールがありますが、ルール違反からトラブルに発展してしまいます。よくあるのは、共用スペースに自転車を停める、新聞や雑誌などの可燃物を廊下に放置するといった事例です。

駐車場でのトラブル

駐車場付きの物件では、車に関するトラブルもあります。早朝や深夜のエンジン音がうるさい、自分の駐車スペースに勝手に他の車が停まっていたなどです。特に、友人などが遊びに来た際に、短時間だからといって無断で空いている駐車場へ停めてしまうことが多いようです。

嫌がらせ

残念ながら、故意による近隣からの嫌がらせが起こることもあります。例えば、「ピンポンダッシュ」といったいたずらや、車への落書き、ベランダへのポイ捨てなどが挙げられます。

ピンポンダッシュや落書きは警察に届けましょう。

近隣トラブルへの対策

近隣トラブルの対策は自分でできるものと、第三者にてもらうものがあります。

自分でできるもの

直談判

最もシンプルな方法は直談判で、相手に直接注意をする方法です。騒音などは、うるさい時に壁を叩いて注意を促す人もいます。相手が自分の行動に気付いて、行動を改めてくれることがありますので、一定の効果はあるでしょう。

ただし、注意されたことで相手が逆上したり、さらなるトラブルに発展したりする可能性も否定できません。手っ取り早い方法ですが、安全性を重視するのであれば、避けたほうが無難です。

地域の自治体からアドバイスをもらう

自治体の生活課で近隣トラブルの対処について助言を貰えます。対処自体は自分でしなければなりませんが、やみくもに直談判するよりも、法的な視点や客観的な立場から助言をもらった方が、適切な対処ができるでしょう。

第三者からアプローチしてもらう

多くの近隣トラブルは、当人同士で解決するよりも、第三者に対処してもらう方が安全に穏便に対処できます。難しいなと感じたら、第三者へ相談しましょう。

管理会社に相談する

物件を管理している不動産などの管理会社は相談にのってくれます。まずは、トラブルの相談があれば、共用部分などへの張り紙などで注意喚起を行ってくれます。収まらない場合は、部屋を特定するといった内容で書いてもらえば、たいていの問題は解決するでしょう。

それでも改善されない場合は、トラブルを起こしている入居者に直接注意を促したり、最終的には入居者に退去勧告を通告したりもできます。第三者が入ることで、注意したことを相手に知られずに解決することもできます。少ないリスクで解決できることが多いので、まずは管理会社に相談するとよいでしょう。

警察に相談する

近隣住民から暴力や器物損害などを受けたなどの直接的被害を被った場合に相談しましょう。被害がある場合は、病院の診断書やカメラやビデオなどを使って現場を撮影しておくなど証拠を集めておくとスムーズです。

また、犯罪や事故になっていなくても「警察相談専用電話#9110」では、ストーカーや悪質商法だけでなく、近隣トラブルなどの相談を受け付けています。直接警察署の相談窓口に出向く場合は「警察総合相談室」などへ行きましょう。トラブルへの具体的な対応方法について、法律上または事実上のアドバイスが得られます。また、状況に応じて他の行政機関の紹介や、相手に対して警察から指導・警告・説得などを行う場合もあります。さらに、事件性があると判断されれば、検挙や補導などの法的措置につながります。

弁護士に相談する

刑法だけでなく民法に基づいて対応してくれるのが弁護士です。近隣トラブルが「不法行為」となる場合は、裁判所に訴えることが可能です。この場合の多くは最初に、「これ以上問題行為を続けるのなら裁判をする」という警告書である内容証明郵便という相手に送ります。この時点で裁判を避けるために大抵のトラブルは解決できるでしょう。

また、簡易裁判所で調停を行う方法もあります。しかし、弁護士に相談すると費用がかかります。賃貸物件の場合は、引っ越し費用と照らし合わせて冷静に検討することが大切です。

賃貸物件で近隣トラブルに巻き込まれないために

賃貸物件で近隣トラブルに巻き込まれないためには、入居前の確認が大切です。
未然にトラブルを回避するためのポイントをご紹介します。

共有部分の利用方法は適切か

ごみ捨て場や駐輪場などの共有部分を確認すると、モラルが守れているかどうかがある程度判断できます。
ごみは散乱していないか、駐輪場は整頓されているかなどを確認しましょう。

どんな人が多く住んでいるか

働き盛り単身者、高齢者、ファミリー、学生などライフスタイルが異なれば、生活サイクルも大きく異なります。他の入居者や周囲の世帯と自分の生活サイクルが異なると、それだけでトラブルの可能性は高くなります。例えば、単身者の世帯では早朝や夜遅くのドアの開閉音は気にならなくても、子どもの泣き声は気になりますが、ファミリー世帯では感じ方が異なります。賃貸物件の場合は、上下左右だけでもどんな人が住んでいるのか確認しておくとよいでしょう。

現時点でのトラブルの有無

可能であれば、現時点で近隣トラブルがあるかを確認しておきましょう。
不動産会だけでなく、機会があれば住人や近隣の人にも聞いてみると安心です。

物件を管理しているのはだれか

賃貸物件には管理会社が管理しているものと大家さんが管理しているものに分けられます。トラブルがあった場合、前者は管理会社、後者は大家さんが管理しています。管理会社の方がトラブル対応のノウハウがしっかりしていることが多いでしょう。大家さんの場合は、大家さん毎に対応が異なるので住宅トラブルに不安がある場合は、管理会社が管理する物件を選ぶ方が無難でしょう。

まとめ

近隣トラブルでストレスを抱えたまま生活していては心身ともに疲弊してしまいます。トラブルがあった場合は、早めに適切な方法で対処しましょう。また、自分がトラブルの原因を作らないというのも大切なことです。引越しの挨拶をする、ルールやマナーを守って過ごすなどちょっとしたことで住み心地は変わってきます。安心して快適に生活するために、気になることがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。