2019
12.17

マイホームの土地選びの参考に!分譲地のメリット・デメリットを紹介

家のいろいろ豆知識

マイホームを建てる時に、最も難しいもののひとつが土地選び。一般的に家は「宅地」もしくは「分譲地」に建てることになります。不動産屋さんに行くと、すすめられることも多い分譲地ですがいくつかの種類にわけられ、それぞれにメリットやデメリットがあります。この記事では、それぞれの分譲地の種類の紹介とそれぞれを選ぶポイントをご紹介します。ぜひ、土地選びの参考にしてくださいね。

分譲地って何?分譲地の種類

分譲地とは?

土地を不動産会社やハウスメーカーなどが購入し、住宅の建設を目的として整理し、区画に分けて販売している土地のことを分譲地といいます。もともと田畑や山だった場所や大きな建物が建っていた場所など様々です。家を建てることを前提として造成されているので、分譲地では上下水道やガスなどのインフラが整備されています。

一方で宅地は、土地の登記に記載される地目のひとつで、「家を建てられる土地」という意味の言葉です。建物が残っている場合や取り壊されている場合など状態も様々です。

ただし、まれに分譲地でもガスや上下水道のインフラが整備されていないことがありますので、家を建てる場合は確認をしましょう。整備されていない場合は、インフラの整備も必要です。インフラが整備されていない分、価格相場は分譲地よりも低くなる傾向にあります。

開発分譲地(大規模分譲地)とは

開発分譲地(大規模分譲地)とは、 20区画以上の大きな分譲地のことです。100区画以上もの規模になると開発業者がコンセプトを持って街づくりに取り組んでいることも多く、家と家の間隔が均一、階数の制限がある、計画的に道路を配置するなど街並みが統一されていることも特徴のひとつです。

分譲地の主なメリット

住環境がよい

一般的に分譲地周辺は住環境(じゅうかんきょう)が良いと言われています。計画的に分譲地が作られているので、街路樹や道路など景観が整っています。また広い敷地に作られるので、隣りとの間隔が広く風通しや日当たりも確保しやすくプライバシーが保ちやすいのが特徴です。

また、人が増えることによってスーパーやコンビニ、病院など住民のニーズに合った施設が建てられていく可能性が高いといえるでしょう。利便性が高くなれば自然と人が集まってくるので、地域が発展していくことが期待できます。

安全性が高い

敷地内の車両の進入を制限したり、道路のデザインを区別することで事故防止を図っていたり、分譲地独自に警備員の巡回や防犯カメラを設置したりしているところもあります。規模が大きいからこそ、安全対策にまで力を入れられるといえるでしょう。

近い世代の家族が集まる

大規模分譲地であれば、新しくコミュニティができるときから参加できることに加えて、近い世代の人たちが多いので、人間関係が築きやすいのが特徴です。価値観や生活水準が似ている可能性も高く、いざという時に助け合えるような関係になる可能性もあります。

また、家を購入するのは子育て世代がもっとも多いので、子育てしやすい環境ともいえるでしょう。

いくつかある分譲地のデメリット

近所付き合いが多い

子育て世代が多いとご近所付き合いも多くなりがちです。人付き合いが苦にならない場合や、ご近所の人と気が合えば問題ありませんが、そうでないとストレスの原因にも。子どもの学校や幼稚園が一緒など顔を合わせる機会が多いと、どうしてもトラブルになりやすくなってしまいます。また、購入する段階では隣りにどんな人が来るのかも分からない、というデメリットも。

持ち家の場合は、人間関係がこじれてしまっても簡単に引っ越すのが難しいのもストレスが大きくなってしまう一因でしょう。

大規模分譲地は駅から離れているところが多い

駅近のエリアはほとんどの場合、すでに建物が建っていることがほとんどです。そのため、大規模分譲地が作られるエリアは駅から離れていることが多いです。車がないと不便なことも多く、駅近のエリアに比べると資産価値も下がりやすいという特徴があります・

人気の区画が集中する

分譲地では、すべての区画が同じ条件ではありません。日当たりがよい区画、角地、適度な大きさの区画はすぐに売り切れてしまいます。一斉に売りに出されることも多く、購入を決めるまでに時間的な余裕がないことも現実です。

一気に老朽化する

近い世代が多く、ほぼ同時期に家が建つのが分譲地の特徴です。できたばかりは新しく街並みもきれいですが、裏を返せばそれらが古くなるのもほぼ同時です。建物が古くなるだけではなく、子どもが巣立ち高齢化が進むのも同時に起こります。

エリア全体が一気に老朽化することで、深刻な問題が持ち上がる可能性もあります。若い世代が参入されず人口が減ってしまうと、建物も建て替らない、バス便などの本数が減少するなど、生活が不便になってしまうことも十分に考えられます。

その他の分譲地について

大規模分譲地以外の分譲地についてご紹介します。

小規模分譲地

1~10区画程度の分譲地のこと。狭い土地を分譲しているため、駅近など利便性の高いエリアに造成されることもあります。

利便性が高いエリアであれば通勤や通学がしやすいのはもちろん、人気のエリアのため資産価値が下がりにくいというのが大きなメリットです。その分、競争率も高くあっという間に売り切れてしまうといったことも多いので、スピード感を持った決断が必要とされます。

一方で、同時期に引っ越してくる人が少ないので、自治会などすでに出来上がっているコミュニティに入っていかなければならないというデメリットもあります。しかし、事前にどんな人が住んでいるかある程度知ることができるので、人付き合いなどに不安がある人は購入前にできるだけ調べておくとよいでしょう。

建築条件付き分譲地

住宅を建設する業者がすでに決められている分譲地のこと。場合によっては家に使用する設備や部材の規格も指定されていることがあります。家づくりにこだわりたい人にはあまり向いていません。しかし、不動産屋さんを通さずにハウスメーカーなどから直接購入する場合は、不動産屋さんに支払う仲介手数料を取られません。少しでも費用を抑えて購入したいという人にはおすすめです。また、追加費用を支払うことで建築条件を外すことができる場合があります。どうしてもその場所に好みの施工業者で家を建てたいという場合は確認するとよいでしょう。

分譲地・区画選びのポイント

ほとんどの分譲地では区画ごとにできるだけ差がつかないよう配慮されていますが、方角などによって住み心地は異なります。
例えば、土地の南側が道路に面している場合は、日当たりがよく人気の高い区画でです。実際に北側が道路の区画よりも価格が高くなる傾向にあります。しかし、日当たりのよい場所にリビングや洗濯干場を設置すると、道路からの視線が気になるといったことも。また、北側が道路の区画は、日当たりは劣りますが、比較的日当たりのよい南側をリビングや庭にしてもプライバシーを守りやすいでしょう。

また、角の区画は開放感が得られると同時に他の区画に比べて建築条件が緩和されることも多いようです。人気の区画なので価格は少し高くなりますが、資産価値も保ちやすいというメリットもあります。こういった区画の特徴を知っておくことで、土地選びもスムーズになるはずです。

一言で分譲地といってもその規模や条件によって、メリット・デメリットは様々です。

土地選びはマイホームを建てるうえでもかなり重要なポイントです。
優先するポイントを決めてしっかりと選びましょう。