日本最大級のスキーリゾート志賀高原!別荘や田舎暮らし・移住の注意点を紹介

多くのスキー場がある志賀高原は、夏も涼しく避暑地としてもぴったりのエリアです。
手つかずの大自然も身近に感じられる志賀高原での暮らしにはどんな魅力があるのでしょうか。
志賀高原に別荘の購入や田舎暮らし、移住を検討している人に向けてその特徴と魅力を周辺エリアも含めてご紹介します。

志賀高原とは

長野県北東部に位置する高原で、ベースの標高は1,300mを超えています。1920年代からリゾート開発が始められ、現在は18ものスキー場がある日本最大級のスキーリゾートへと成長しました。標高が高いため、良質のパウダースノーを満喫できます。

国立公園内にある志賀高原は、火山活動によってつくられた湿地帯や湖沼が点在しており、トレッキングが楽しめます。夏には高山植物、秋には紅葉と季節ごとの自然の美しさに目を奪われることでしょう。原生林も多く残されていることから、ユネスコエコパークにも認定されています。

志賀高原がある山ノ内町は、人口約13,000人の町です。東京からは新幹線を使えば約2時間半。車では約4時間でアクセスできます。

志賀高原の特徴と魅力

国内有数のスキーリゾートとして知られる志賀高原。志賀高原の特徴や魅力について具体的にご紹介します。

夏涼しい

標高1,300m以上という高さにある志賀高原は、夏でも涼しく避暑地にも最適です。稀に30℃を超す日もありますが、湿度が低いので日陰に入ってしまえば快適に過ごすことができるでしょう。

9つの温泉街が楽しめる

志賀高原の麓、山之内町などには湯田中渋温泉郷をはじめとする9つの温泉街が連なるがあります。石畳がある温泉街や湯治場、日本ザルが毛づくろいをする姿を見られる温泉もあり、それぞれ違った趣を味わえます。露天風呂が多いので、冬には雪を見ながらゆっくりと温泉を楽しむこともできるでしょう。

温泉に浸かっている猿を見る事ができる「地獄谷野猿公苑」も志賀高原にあります。海外からスノーモンキーが見るために多くの観光客が訪れます。

豊かな自然の食材

春先には、高原ならではのフキノトウやタラの芽、ぜんまいなどの新鮮な山菜を楽しむことができます。また、山ノ内町では、りんごやぶどうなどの果物、エノキなどのキノコ、そしてそばの栽培が盛んです。近隣で収穫された季節ごとの新鮮な旬の味覚を気軽に味わうことも田舎暮らしの醍醐味ではないでしょうか。

山之内町の中心地にも近い

志賀高原は山ノ内町内の北東部に位置します。冬季オリンピックも行われた国内最大のスノーリゾートです。一方で、手つかずの原生林も残されていて、大自然を間近に感じられるでしょう。高原地帯ながら、保育園もあります。また、山之内町の中心地も車があればすぐです。中野にも近いので子育て世帯でも暮らしやすいでしょう。

志賀高原の地区

東部地区

志賀高原や湯田中渋温泉郷にも近いエリアです。このエリアにも温泉が多く、湯治場の面影を感じられるでしょう。観光業や農業が盛んなエリアです。また、バスと鉄道の両方が利用可能です。

南地区

歴史が長いエリアで、国指定の遺跡も多くあります。りんご、ぶどう、桃などの果樹栽培が盛んなエリアです。

志賀高原での生活で注意するポイント

志賀高原で生活するうえで気を付けるべきことをまとめました。実際の生活が始まる前に必ずチェックしておきましょう。

雪への対策はしっかりと

志賀高原は日本海からくる湿った空気が山にぶつかるため、降雪の多いエリアです。積雪は1m程度、多い場所では2m近くなることも。降雪が多いエリアなだけあって、除雪車による除雪は行き届いています。ただし、自宅の前の除雪や雪下ろしは自分でしなければならないので、除雪機や道具などを購入したり、やり方を調べたりとしっかりと準備をしておくことが必要です。

長野県は雪下ろし体験ができるツアーもありますので、物件を購入する前に必ず確認しておきましょう。

地域との連携をしっかりと

田舎暮らしは都会とは違い、地域の連帯感が強いのが特徴です。地域で行うことも多く、いろいろな係が回ってきます。慣れてしまえば問題ありませんが、慣れるまでは大変と感じることもあるでしょう。参加するうちに地域の人とも打ち解けられるので、積極的に参加するようにしましょう。

車の運転はマスト!

山ノ内町には、電車・バス・タクシーといった交通機関がありますが、通勤・通学時間帯以外は2時間に1本となる時間帯もあります。そのため、自家用車がないと生活するのが難しいでしょう。

町内には商店やコンビニがあるので、日ごろの買い物には困らないとはいえ、車があれば、隣の中野氏にある大型スーパーや総合病院にも15~20分ほどで行くことができます。

志賀高原に移住するなら利用したい!暮らしへの支援

志賀高原を有する山ノ内町では、移住者が利用できる補助や支援が充実しています。カテゴリーごとに簡潔にご紹介しますので、気になるものがあれば詳しい要件等を問い合わせしてみましょう。

住まい

志賀高原は移住するために住まいの取得やリフォームをする人、また賃貸物件を探している人に向けて支援や補助金があります。空家バンクがあるだけでなく、移住のために空き家をリフォームする人に向けて上限80万円の補助が受けられます。さらに、賃貸で空き家に住む場合にも家賃補助があります。

特に、45歳以下の世帯は、マイホーム取得や家賃に対しても新築や中古物件の購入などについても補助金が受けられます。要件によっては100万円以上になることもあるので、ぜひチェックしましょう。

起業・就農

山ノ内町で新しく事業を始めたり、空き家店舗を事業で活用したりすると経費の一部を補助してもらえる制度があります。

山ノ内町では、りんご、ぶどう、ももなどの果樹栽培が盛んです。町内で新たに就農した人には就農奨励筋が交付されます。

子育て

山ノ内町では満18歳になってから最初の3月31日まで医療費の自己負担額の一部が支給されます。また、電車やバスを利用して町内から通学する高校生の保護者に対して定期券購入額の10%の補助が支給される取り組みもあります。

※情報は2020年9月時点の情報です。詳細は山ノ内町の公式サイトをご確認ください。

まとめ

手つかずの自然や温泉、国内最大級のスキーリゾートが間近にある志賀高原。大自然の中で季節を感じで暮らしたいと考えている人におすすめのエリアといえるでしょう。

山ノ内町でも移住者に対して、支援や補助を積極的に行っているので、現地で職を得たり、起業したりすることも夢ではありません。体験ツアーや相談会なども行っているので、興味がある人は、そこから参加してみるのもおすすめです。