大自然を満喫できる八ヶ岳・蓼科高原の田舎暮らし・移住・別荘ライフの魅力と注意点

八ヶ岳とその麓に広がる蓼科高原は日本有数の観光地であり、別荘地です。

登山や温泉、スキーなどが存分に楽しめます。八ヶ岳・蓼科高原で別荘地や移住地を探している人も少なくないでしょう。ここでは、八ヶ岳・蓼科高原での別荘購入や二拠点生活、田舎暮らし・移住を考える際に役立つような特徴や魅力についてご紹介します。

八ヶ岳の特徴と魅力

八ヶ岳とは

八ヶ岳の麓に広がる別荘地は、八ヶ岳の麓にある山梨県との県境から長野県の原村までの富士見街道周辺のエリアを指します。大型地震に影響を受けにくい地盤があることから、首都圏だけでなく中部、関西からの移住も増えてきています。

空気や水がきれい

日本百名山のひとつでもあり、登山ルートが多彩で多くの登山者に愛されています。登山通して、木々が生い茂る森、力強い岩稜、さまざまな池など豊かな自然を楽しめます。緑が生い茂る夏、白銀の世界を一望できる冬と四季折々の雄大な山の景色を楽しめます。特に、八ヶ岳の冬景色は一年の中でも最も美しいといわれています。その分、厳しい寒さもありますが、白銀の八ヶ岳の姿は圧巻です。また、山岳地帯なので空気や水がきれいなのも特徴のひとつです。

避暑地として最適

標高2,000m以上の山が並ぶ八ヶ岳エリアは夏場でも平均気温が22℃ほどです。都心の猛暑から離れて快適に過ごせる避暑地として、とても人気です。また、年間平均気温は10℃程なので、冬の積雪を除けば過ごしやすい気候です。

都心からのアクセスが良い

八ヶ岳は都心からのアクセスが良い別荘地です。東京へのアクセスは車の場合、高速道路で片道2時間程度、気軽に行き来できる距離です。都市部での仕事やショッピング、またはレジャーなども行きたい時に行ける距離といえます。

また、名古屋への同程度の時間で行けるのも魅力のひとつです。

蓼科高原の特徴と魅力

八ヶ岳よりやや低い標高に位置する蓼科高原。雄大な八ヶ岳をシンボルに仰ぐ大型の別荘地が点在しています。

蓼科高原とは

蓼科高原は八ヶ岳連峰の北、蓼科山の南西山麓に位置し平均標高が1,000mを超えるエリアです。高原地帯のため、年間を通じて涼しく湿度が低いのが特徴です。そのため、国内有数の避暑地のひとつとして挙げられます。温泉もあり、大正の時代から文人・画家といった芸術家たちに愛されてきました。

歴史ある温泉保養地

蓼科高原は古くからの温泉保養地と知られ、泉質は弱酸性低張性高温泉です。慢性皮膚病、虚弱児童、動脈硬化等に効能があるとされています。こうした温泉が手軽に楽しめる環境にあります。公衆浴場や温泉施設だけでなく、温泉付きの物件もありますので、自宅で温泉につかり、心ゆくまでリラックスするのも夢ではありません。

湿度が低く過ごしやすい気候

平均湿度は30~40%とカラッとして過ごしやすい気候です。夏の最高気温は30℃程度と、爽やかに過ごせるでしょう。冬季の積雪は50㎝以上になることも。しかし、冬以外は雨量が少なく、夏の夕立にさえ気を付けていれば、問題なく過ごせるでしょう。

中古を含め物件が豊富

日本有数の別荘地ということもあり、別荘の物件は豊富です。更地ももちろんですが、中古物件も数多く存在しています。中には、豪邸が破格の値段で販売されていることもありますので、予算内で理想的な物件を見付けることも可能でしょう。

八ヶ岳・蓼科高原での生活で注意するポイント

標高が高い八ヶ岳・蓼科高原エリアで二拠点生活や移住をするにあたって、チェックしておきたいポイントにはどんなことがあるでしょうか。

走りやすい車を

八ヶ岳・蓼科高原周辺は標高が高く、積雪も多いエリアですので、悪天候でも走りやすい車が必須です。特に山の雪道走行にも優れている4WDがおすすめです。メインの車として1台あると年間を通して安心です。

SUVタイプはもちろんですが、DIYやガーデニングなどが好きな人は軽トラックもおすすめです。趣味の道具や材料を荷台にしっかり積み込めるので趣味の時間もしっかりと楽しめるでしょう。

土地が購入できないこともある

八ヶ岳や蓼科高原は昔から別荘地として愛されてきたエリアですが国定公園の中にある別荘地も多くあります。個人が国定公園の土地を所有することはできませんので、この場合は借地権を購入することになります。

所有することはできませんが、その分土地代をカットできる可能性もあります。いずれにせよ、契約内容を十分に確認するようにしましょう。

冬が好きな人におすすめ!八ヶ岳・蓼科高原の別荘地・移住地

昔から、登山に避暑にと人気のあるエリアですが、近年では移住者も増加傾向にあり、人気が高まっています。目的別におすすめのエリアをご紹介します。

別荘地向けエリア

冬の寒さが厳しい、八ヶ岳・蓼科高原では、冬季の別荘の管理がますます重要です。

そういった課題をクリアしやすい、おすすめの別荘地をご紹介します。

蓼科

大手デベロッパーが開発した別荘地が点在するエリア。こうした別荘地では、ゴルフ場やレストランなども充実しています。スローライフとは趣が異なりますが、自然の中で快適に別荘ライフを楽しめるでしょう。

また、大手が開発した別荘の場合、管理費用はかかりますが、しっかりとした管理体制が期待できます。防犯や水道対策が課題となりがちな別荘ですが、安心して購入できるでしょう。

移住向けエリア

高原の別荘地では、スーパーなどが近くにないという場合もあります。移住するのであれば、生活に必要な施設がどこにあるかを必ず確認しましょう。特に子育て世代であれば、学校までの距離、年間を通して子どもが自分で通学できるのかなどを十分に考慮しましょう。

原村

原村は八ヶ岳山麓、標高900~1,300mに位置します。厳しい冬の寒さはありますが、四季折々の美しい八ヶ岳の姿を楽しめます。県内の他のエリアと比較しても山や谷が少なく緩やかな地形です。原村にはいくつかの集落がありますが、ほとんどが村の中心部までは車で5分程度。大型スーパー、コンビニ、ホームセンタ―なども車で5~15分程度で行くことができるので、生活の利便性は高いでしょう。

都心からは特急「あずさ」または中央高速を利用して約2時間。名古屋からは特急「しなの」または中央高速を利用して2時間半と移住だけでなく二拠点生活も可能です。

まとめ

八ヶ岳・蓼科高原エリアは、豊かな自然に囲まれて生活したいと考えている人にはぴったりです。

標高が高いため、夏は過ごしやすい反面、冬は厳しい寒さがあります。まずは、週末移住などを利用して、実際の気候や住み心地を体験してみてはいかがでしょうか。